活動報告
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障害者、高齢者の人権について

総裁代行 丸井昌弘
私は障害者、高齢者の人権についていろいろの角度から運動をして参りました、しかし大家族主義から核家族社会になり人への思いやり、やさしさ、気配りなどが薄れてきたように思います。昔は「子どもは宝」とお年寄りの方からよく言われたことを思い出します。子どもは国の宝です。今となっては高齢者化社会となり、いかにこれからの社会を担っていくのに子ども達が今後の社会の発展に大きく左右してくるかは皆、周知をしているところですが、かと言って将来の子ども達に大人の負の遺産を少しでも少なく、寧ろ全くない状況を創っていかなければならないと考えます。その子ども達の最近の風潮では幼児、子どもの虐待、子ども同士のいじめ、このような社会現象は今の大人たちの言動の根っこは今の大人の責任ではないでしょうか。今後加速する高齢化社会、この次世代を背負って立つ子ども達を逞しく優しく育つ環境は我々今の大人が創っていかなければと痛切に感じております。ここで別の角度からの子どもを持つ親の問題について取り上げたいと思います。

平成二十九年四月二日と二十五日の読売新聞の記事より抜粋した事柄について、障害者の子どもを持つ親の悩み又当事者の悩みなどを真剣に考えることが、高齢化社会に向かってますます社会問題化してくることについて取り上げてみました。

二〇一七年四月二日・二十五日 読売新聞より抜粋
子の障害・病気悩み殺害親の七割が六五歳以上(本社調査)
子どもの障害やひきこもりを巡る親子間の悲劇と、孤立する家族を考える人々を描いた連載「孤絶家族内事件」第二部には約二五〇件の意見や感想が、手紙やメールなどで寄せられた。子どもを手にかけた加害者にわが身を重ねる親や、自身の障害の苦しみを明かす人が多く、支援の充実を求める意見も目立った。

「死んだら誰が」精神障害を抱える四〇代の娘と同居する東北地方の女性は、「とても人事とは思えず、涙しました」とメールを寄せた。娘は一〇歳代に発症し、買い物で多額の借金をしたり、ゴミを散らかしたりしてしまう。女性は苛立ち、たたいたこともあるという。それでも「こんな病気になりたくなかった」苦しむ娘を「不憫で仕方ない、守らないといけない」と綴った。

長女(四五)が二〇年以上前に精神疾患を発症した千葉県の男性(七三)は「精神障害は世間とつらさを共有できない。人には言えない障害にスポットを当ててくれて感謝する」とメールに書いた。長女は今も体調が悪いと家族に暴力を振るうことがあるといい、「死んだらこの子の面倒を誰も見てくれない」と悲痛な思いを吐露した。

青森県の女性(四二)は、知的障害のある弟への対応に家族全員が苦しんだ経験を手紙に書いた。だが、悩んだ末に市役所に相談した結果、弟は就労訓練に通うようになり、今は「毎日が楽しそう」という。女性は「親は子どもの障害を恥ずかしく思わず、専門家に相談して」と訴えた。埼玉県の女性は二〇年前、長男が高校を中退後にひきこもった時の苦しみをつづった。壁や家具を壊すなどの問題行動もあったが、知人の助言で海外留学させると自立した生活が送れるようになったといい、「自分だけで抱え込まないで」と勧める。

障害のある本人から多くの意見が寄せられた。
精神障害を抱える広島県のパート女性(四九)は。記事を読み「胸がふさがる思いだった」とはがきに記した。「私達は回復を目指して毎日賢明に生きている」と思いを明かし、「多大な苦労をかけて親世代の人々に謝ります」「親が死んだ後でもどうにかなる。子は子の人生を生き抜きます」とも書いた。

三重県の女性(四九)は「(精神病患者を)受け入れられず荒れ狂ったこともあった」と振り返った。それでも周囲の人が親身に悩みを聞いてくれたといい、「心の病気と生きる人生を良かったと思える」という。

ただ、連載が、加害者となった親の苦しみに焦点をあてたことについては、「ひきこもる本人を取材して対策を考えるべきだ」など批判的な意見もあった。兄弟に知的障害があるという学生はメールで、「(当事者と)両親よりも長く過ごすのは他の兄弟」と書き、親の会は多数あるのに、兄弟のための団体が少ないことを指摘した。

埼玉県の男子大学生(一八)は「障害者への偏見と誤解が家庭を孤立させている。事件は社会全体の責任では」と指摘した。関東地方で知的障害者を支援する事業所を運営する女性は住民の理解を得るのに苦労したといい、「ほんの少し相手の立場を想像するゆとりがあれば」とメールにつづった。

東京都西東京市の鈴木春枝さん(七三)は、「外に向けて声を上げられるなら、我が子を殺めることにはならない。社会の偏見のために、口に出せない」と意見を寄せ、「もっと相談窓口を幅広く設けて、出口の見えない人に希望の光がさしてほしい」と結んだ。

 

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